
1940年代。いよいよ臨床の現場でデンタルインプラントが広く用いられるようになってくる。ただし、このときのインプラントは骨と粘膜の間にコバルトクロムのフレームを入れる「骨膜下インプラント」という方式だった。この治療技術の始まりを以て「近代インプラント時代」とするらしい。
さて、いよいよ1950年代。デンタルインプラントを変える決定的な出来事が、一つは華やかに一つはひっそりと起きている。
前者はレオナルド・リンコー教授による「チタン・ブレード」方式のデンタルインプラントの開発だ。これは板状に加工したチタンを用いる方式で、チタンの加工の容易さが画期的でインプラントの普及に大きな功績があったらしい(このチタン・ブレードは骨に接触させない埋没方式をとったらしいが、私には残念ながら詳細はわからなかった)。
さて、後者。これこそが現在のデンタルインプラント隆盛の根幹を成す大発見である。
オッセオインテグレーションという。